Business Plan

- 事業計画 -

平成30年度 医療法人社団帰厚堂事業運営方針

(平成30年4月1日)

 当法人では「愛と誠の精神」という基本理念のもと、良質かつ安全・安心な医療・介護を持続的に提供していくために、南昌病院はじめケアセンター南昌などの各施設と一体となって事業を推進してきた。
 しかし、国では少子高齢化の急速な進展などから総医療費抑制策による病床機能再編を進めてきており、平成30年度の医療・介護報酬同時改定では介護事業も含めた再編整備が更に顕著になってきている。これからの医療・介護事業を推進していくためには、サービス提供体制をより一層充実させることが求められるが、医療・介護事業を取り巻く環境は、人材難に加えて諸費用の増などもあり、一段と厳しい状況になるものと見込まれる。
 これらの情勢を踏まえ、医療・介護資源を効率的に地域へ提供するため、関係機関と協働して地域包括ケアシステムをより一層推進していくこと。また、利用者の確保に向けた取り組みを推進していく必要がある。このためには地域から選ばれる病院・施設になるため、より質の高い医療・介護サービスを継続して提供し、所期の目的を達成できるよう職員が連携して取り組んでいくこととする。


基本方針

Ⅰ.良質な医療・介護が提供できる環境の整備

ねらい
● 患者・利用者中心の安全・安心な医療・介護の提供
● 役割分担と連携の推進(取組みの視点:患者・利用者の視点、業務の質の視点)
主な指標
○ 安全対策・感染対策の推進
○ 防火・防災管理体制の推進
○ 患者(利用者)満足度の向上(対前年度比以上)
○ 入退院前後の医療・介護連携の体制強化
○ 超強化型老健基準取得に向けた体制整備
○ 病院機能評価機構認定更新に向けた取り組み

  1. 利用者の安全・安心な医療・介護の提供、安全対策、感染対策等の推進
    1. リスクマネジメント ラウンドの強化、インシデント事例の効果的活用等
    2. 感染対策、ICT活動・施設内ラウンドの継続
    3. 医療安全管理体制を整備し、より安全対策を強化
    4. 防災対策の推進(火災や自然災害を想定した避難・誘導訓練の実施)
  2. 利用者へのサービス提供体制の充実
    1. 患者・利用者の満足度の向上
    2. 安定した人材の確保
    3. 盛岡南部地域リハビリ広域支援センターとしてリハビリを地域へ発信
      • (岩手シルバーリハビリ体操指導者養成事業等へ継続して協力ほか)
    4. 看取り機能の充実
    5. 訪問系サービスの充実
    6. 介護予防と地域ケアパスによる認知症施策の推進
  3. 医療・介護の提供体制の強化・整備
    1. 診療体制の強化・充実(医師確保による診療体制の充実:南昌病院)
    2. 入退院前後における医療・介護連携の体制強化
    3. 超強化型老健基準取得に向けた体制整備(敬愛荘、博愛荘)
    4. 在宅復帰に向けたリハビリテーションの強化
    5. 薬剤管理指導・病棟薬剤業務の強化
    6. こずかた診療所の外来機能強化(認知症及び神経疾患等の専門外来の充実)
  4. 医療・介護提供基盤の充実整備
    1. 敬愛荘の外装(屋根、壁)改修整備
    2. ケアセンター南昌の照明設備のLED化

Ⅱ.効率的な医療・介護提供体制の構築

ねらい
● 運営体制の効率化と適正化(取組みの視点:業務効率の視点)
主な指標
○ 地域包括ケアシステムの推進
○ 法人施設間の連携体制の推進
○ 居宅支援事業所の機能強化・整備
○ 在宅療養支援病院・診療所への取組み
○ 地域包括ケア病床の増床

  1. 関係機関と協働し地域包括ケアシステムの実行と推進
    • 矢巾町、紫波町及び紫波郡医師会と連携し、地域包括ケアシステムの推進を図る
    1. 紫波郡医師会と協働して、地域の医療機関との病診連携を推進する
    2. 紫波郡内のリハビリ支援体制の強化
    3. 多職種連携してネットワークづくり及びチームケア体制を図る
  2. 病院・施設間の連携体制の推進強化
    • (病院・施設間の連携体制を推進するため、情報共有と定期的な協議の実施)
  3. 事業運営の見直しと効率化の検討
    1. 居宅支援事業の機能評価など体制整備
    2. 南昌病院、こずかた診療所:在宅療養支援機能の推進
    3. 地域包括ケア病床の増床
    4. ケアセンター南昌職員駐車場用地の取得に向けた協議

Ⅲ.安定した経営基盤の確立

ねらい
● 安定した経営基盤の確立(取組みの視点:財務の視点)
主な指標
○ 各施設の患者・利用者の確保
○ 診療報酬及び介護報酬改定に対応した基準等の内容検討(上位基準・加算の算定等)
○ 経営収支(黒字) 各施設(事業)の収支均衡

  1. 経営基盤確立のため患者・利用者の継続的な確保、施設(事業)毎に目標値を定め、取組みする
  2. 経営収支の改善
    1. 診療報酬及び介護報酬改定に対応した基準等の内容検討(上位基準・加算の算定等)
    2. 職員の適正配置(施設基準を原則基本とし、適正な配置に努める)
    3. 職員のコスト意識の醸成
    4. 経営基盤の確立を図るため、地域へ情報発信等を行うなど患者・利用者の継続的な確保へ繋げる

Ⅳ.職員の資質の向上等

ねらい
● 人材育成と意識改革等(取組みの視点:学習と成長の視点)
主な指標
なし(間接的にⅠ~Ⅲの成果に反映)

  1. 職員研修の充実と重点的実施
    • 職員研修、外部研修及び個別研修をとおして医療、介護の質向上・充実を図る
    1. 専門的知識や技術習得のために、各職域の学会や研修会への参加を積極的に支援するとともに、職員の啓発意欲に応えるため、自己研修の機会の提供、所要経費の助成などの支援を行う
      • 職種別の研修、外部研修及び個別研修の推進
    2. 全職員研修を計画的に実施する。特に医療安全と感染対策等の法令で義務付けられた研修については、出席率の向上を目指す
  2. 職場の実態や能力に応じた人材育成
    1. 介護職員の処遇改善と職種ごとのキャリアデザインに応じた、計画的な人材育成を行う
      • 職員の労力・資格・経験等に応じたキャリア・パスの仕組みの導入に向けた実施
      • 介護職員のキャリア・パス制度を確立し、アセッサー資格者の養成 (レベル3以上)
    2. 専門資格を有する職員の計画的な人材育成により職員の資質向上に努めるとともに、その能力をチーム医療等に役立てる
      • 認定看護師(脳卒中、褥瘡、感染等)及びリハビリ職員の認定療法士資格取得に向け積極的な取組みを推進
    3. 職場環境の改善と法令遵守
      • 職員の勤務環境の改善に向けた体制整備及び支援事業計画の策定
      • 法令、服務規律等の遵守(利用者の人権尊重、規則遵守の徹底)
文責:帰厚堂 理事長