Business Plan

- 事業計画 -

平成28年度 医療法人社団帰厚堂事業運営方針

(平成28年4月1日)

医療・福祉を取り巻く環境が厳しさを増す中、南昌病院はじめ各施設では、安定した経営基盤を確立しながら地域住民へ良質な医療・介護を持続的に提供していくため、一体的運営や新規施設の開設など着実に推進してきました。
しかし、国では病床機能の再編や2015年度の介護報酬改定に続き2016年度の診療報酬改定もマイナス改定になるなど経営環境は一段と厳しい状況となっていることから、地域から選ばれていくためには、より質の高い医療・介護サービス提供や地域との有機的な連携推進に努めていく必要があります。
これらの状勢を踏まえ、医療・介護資源を効率的に地域へ提供するため、関係機関と協働して地域包括ケアシステムの構築に向けた取組みを推進していくこと。また、介護報酬及び診療報酬改定への迅速な対応による収入確保に取り組むなど、職員が連携して役割を遂行し、所期の目的を達成できるよう取り組んでいくこととします。

基本方針

  1. 良質な医療・介護が提供できる体制の整備
  2. 効率的な医療・介護提供体制の構築
  3. 職員の資質の向上

【職員の資質の向上】

Ⅰ.良質な医療・介護が提供できる環境の整備

ねらい
● 患者・利用者中心の安全・安心な医療・介護の提供
● 役割分担と連携の推進(取組みの視点:患者・利用者の視点、業務の質の視点)
主な指標
○ 関係機関と協働し地域包括ケアシステムの推進
○ H28年度診療報酬改定への対応
○ 患者満足度(対前年度比以上)
○ 在宅復帰機能強化(医療療養病棟、敬愛荘)
○ 地域包括ケア病床の増床

  1. 関係機関と協働し地域包括ケアシステムを構築に向けた取組みの推進
    1. 矢巾町、紫波町及び紫波郡医師会と連携し、地域包括ケアシステムの体制整備を図る。
    2. 紫波郡医師会と協働して、地域の医療機関との病診連携を推進する。
  2. 利用者の安全・安心な医療・介護の提供、安全対策、感染対策等の推進
    1. リスクマネジメント ラウンドの強化、インシデント事例の効果的活用等
    2. 感染対策、ICT活動・ラウンドの継続
  3. 診療報酬改定に伴う機能強化
    1. 各種加算(退院支援・認知症患者への対応強化等)の取得に向けた取組
    2. 職員配置等の体制整備の促進
  4. 利用者へのサービス提供体制の充実
    1. 患者・利用者の満足度の向上
    2. 安定した人材の確保
    3. 盛岡南部地域リハビリ広域支援センターとしてリハビリを地域へ発信
  5. 医療・介護の提供体制の強化・整備
    1. 介護予防と認知症施策の推進
    2. 在宅復帰に向けたリハビリテーションの強化
    3. 在宅復帰機能の強化(医療療養B病棟、敬愛荘)
    4. 地域包括ケア病床の再編への取組
  6. 医療・介護提供基盤の充実整備
    1. 病院情報システムの更新・オーダリングシステムの導入

Ⅱ.効率的な医療・介護提供体制の構築

ねらい
● 効率的な病院運営
● 安定した経営基盤の確立(取組みの視点:業務効率の視点、財務の視点)
主な指標
○ 法人施設間の連携体制の推進
○ 在宅療養支援病院・診療所への取組み
○ 外来リハビリ機能の移管
○ 各施設の患者・利用者の確保
○ 経常収支(黒字)、各施設(事業)の収支均衡

  1. 運営体制の効率化と適正化
    1. 病院・施設間の連携体制の推進強化(病院・施設間の連携体制を推進するため、情報共有と定期的な協議の実施)
    2. 事業運営の見直しと効率化の検討
      • 南昌病院、こずかた診療所:在宅支援機能等検討
      • 維持期リハビリ機能の外来リハビリ機能をこずかた診療所から南昌病院へ移管
  2. 経営基盤確立のため患者・利用者の継続的な確保
    • 経営基盤の確立を図るため、地域へ情報発信等を行うなど患者・利用者の継続的な確保へ繋げる。
      施設(事業)毎に、目標値を定め、取り組みする。

Ⅲ.職員の資質の向上等

ねらい
● 人材育成と意識改革(取組みの視点:学習と成長の視点)
主な指標
なし(間接的にⅠ~Ⅱの成果に反映)

  1. 職員研修の充実と重点的実施
    1. 専門的知識や技術習得のために、各職域の学会や研修会への参加を積極的に支援するとともに、職員の啓発意欲に応えるため、自己研修の機会の提供、所要経費の助成などの支援を行う。
      • 職種別の研修、外部研修及び個別研修の推進
    2. 全職員研修を計画的に実施する。特に医療安全と感染対策等の法令で義務付けられた研修については、出席率の向上を目指す。
  2. 職場の実態や能力に応じた人材育成
    1. 介護職員の処遇改善と職種ごとのキャリアデザインに応じた、計画的な人材育成を行う。
      • 職員の労力・資格・経験等に応じたキャリア・パスの仕組みの導入に向けた実施。
      • 介護職員のキャリア・パス制度の確立し、アセッサー資格者の養成 (レベル3以上)
      • 看護・介護職員の正規職員へ任用(一定の経験を有し勤務成績優秀な職員を登用)
    2. 専門資格を有する職員の計画的な人材育成により職員の資質向上に努めるとともに、その能力をチーム医療等に役立てる。
      • 認定看護師(脳卒中、褥瘡、感染)及びリハビリ職員の認定療法士資格取得に向けた積極的な取組みの推進。
      • 経営基盤の確立を図るため、地域へ情報発信等を行なうなど患者・利用者の継続的な確保へ繋げる。
文責:帰厚堂 理事長